なが〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜らく凍結状態になっていた日記のコーナーですが、今回から改めて「コラム(仮称)」として復活する事になりました。
私、庄司卓が日々のなかで思った事などをてきと〜に書き連ねていく予定ですのでご用とお急ぎでなく、なおかつ電話代と課金に余裕がある方はたまに読ん見てください(^^;。
なお更新は不定期です(^^;。きっと忘れたころや思い出したころには更新されているでしょう(^^;(^^;(^^;。



むかしの日記


コラム(仮称)第一回「幕張は今日も渦巻きだった」

 そんなわけで、リニューアルなったコラムコーナーの第一弾は、10月9日から行われた「東京ゲームショー」の話題なのだ。
 さてさて、9日の業者日に行くことになったのはいいのだが、駅まで行こうと自転車を出したところ、何とパンクしておった(;_;)。そんなわけで駅まで歩き。なんか幸先の良くない出だしであった。
 東京駅で乗り換えて、海浜幕張駅へ。電車からホームへ下りると、さっそく湯川専務とぐるぐる渦巻きのポスターが大挙してお迎えしてくれた。そういえば、今を去ること数年前にも、海浜幕張駅のホームに下りると、フラットシルバーの四角い箱に、青いハリネズミのポスターが大挙して迎えてくれた事があったな。いやぁ、歴史は繰り返……、しちゃいかんのかな(^^ゞ?。
 改札口でチケットを都合してくれたT映のG山君と待ち合わせ。晴海でおもちゃショーをやっていた頃は、業者日といえども、関連業界関係者なら招待券が無くとも名刺さえ出せば入場できたのだが、最近は割りときびしくなって来たようで、招待券がないと入れないらしいのだ。
 さてさていよいよ入場。会場内はブースのライティング効果を生かすためか、照明が押さえ気味になっており、ちょっといつもとは違う雰囲気である。
 取り敢えずは目の前にあったセガブースへ。入り口にあったのは『D2』のビデオコーナー。そしてそのまま「ドリームキャスト」のコーナーへ。とにかく今回最大の目玉が「ドリームキャスト」という事で、ブース内はすごい人で、とてもじゃないけどプレイできる状態じゃありませんでした。
「ドリームキャスト」の基盤が展示されていたけど、それを見る限り、噂になっていた開発コードは「KATANA」が正解だったみたい。基盤のあちらこちらにKATANAとプリントされており、また商品コードもHSKとなっておりました(ホームエンタティンメント・システム・カタナ?)。
 通信関係のプレゼンもやっていましたが、結構、時間をかけてじっくりと準備してきたようで、メールソフトやブラウザーも本体に同梱。「iMac」じゃないけど、買ったその日からインターネットに接続できるようになっているようです。
 周辺機器もかなり展示されて有りましたが、キーボードだけはどう見ても「サターン」のロゴを「ドリームキャスト」に張り替えただけにしか見えんぞ(^^;。また発売予定周辺機器一覧に有った「VGA BOX」ってなんでしょう(・・?。妙に気になるなぁ(^^;。
 それで肝心のゲームソフトですが、まずはわし的一番期待株が『ソニックアドベンチャー』。
 現在発表されている「ドリームキャスト」ソフトの中でも、格段に映像が美しいです。さすがはソニックチーム。それと感心したのはポリゴンキャラの表情がよく出ていること。特にエミーですな。だけど、しゃべると歯が見えるソニックはなんかヤ(^^;。
 ゲーム的には正当ソニックシリーズの正統な後継作品という感じで、よく言えば期待通り、悪く言えばもうちょっと冒険してくれてもよかったかな? という感じですな。
 で、次。『バーチャファイター3tb」。動いてました。デュラルも出てました。光ってました。かなり完成しているようです。これも実際にはプレイできなかったから、細かい点は分かりませんけど。
 他には『エボリューション』、『クライマックス・ランダーズ』といったRPG勢もプレイ可能でした。この時期にこれだけRPGが動いているというのは、考えてみれば大変な事です。RPGは開発に時間がかかりますから、逆算するとかなり前から動いていたという事になるんでしょうか?
 ちょっと残念というか、気掛かりだったのが、本体と同時発売予定の『セガラリー2』がビデオのみの出展だったことです。
 セガの、というよりは「ドリームキャスト」全体の印象ですが、それほど悪くはないが、事前にかなり映像や情報がリリースされていた事もあり、それほどの驚きはなかったという感じです。それとすっかり話題に登らなくなっていた「サターン」ですが、裏の方でひっそりと『ノエル』や『ダビスタ』『せがた三四郎・真剣遊戯』をデモってました。あぁ、栄枯盛衰(T^T)。
 そういえば「湯川専務と名刺交換」というイベントがあったらしいけど、知らなかったんで名刺交換できなかった(;_;)。
 その後、他のブースをつらつらと見ながら、某A社のブースへ(諸般の事情につき匿名(^^;)。
 昔の会社の友達である、A・T氏と会い、色々とお話をする。まぁ、どこの会社も大変みたいです。色々(^^;。これまた前の会社の上司であるN・T氏とも久々に会い、なんか名刺交換などしてしまう(^^;。同じ会社にいた人と名刺交換するのも、また変な感じですな(^^;。
 続いてSNKブースへ。注目の「ネオジオ・ポケット」を見る。思ったよりも小振りでちょっときゃしゃな印象をうけました。ソフト的にはう〜んどうかなぁ〜?って感じ。「ドリームキャスト」との連動も、どうなるか分からないし。個人的には携帯ゲーム機の市場ってそんなに広くないんじゃないかと思っているのですよ。
「ゲームボーイ」だって『ポケモン』が出るまでは、長期低落傾向だったし、一時期は「しょせん携帯ゲーム機は市場に定着することはなかった」とまで言われた事もあったし……。
 現状ではラッキーヒットを期待するしかないわけで、早い話、売れるか売れないかは運次第ってところもあると思うぞ。
 SNKはその他に『月華の剣士2』も発表。また『キング・オブ・ファイターズ』の「ドリームキャスト」版のビデオ(ゲーム画面は業務用のものだけど)も流してました。『K・O・F』のビデオでは「SNKとセガの強力タッグ」見たいな事をいっていたけど、SNKってなぁ……。「PCエンジン アーケードカード」やセガとの「クロスライセンス」の事があるからなぁ……。まぁ、これ以上は言うまい(^^;。
 で、やはり携帯ゲーム機を出していたのがバンダイ。商品名は「ワンダースワン」。「渡り白鳥?」。なんかよく意味の分からない商品名だけど、何か深い意味が含まれているんでしょうか? ご存じの方、情報プリーズ。それにしても、ネーミングセンスといい、ロゴデザインといい、何かセガを思わせるのは気のせい(^^;?。しかし設計には以前、任天堂でゲームボーイやバーチャルボーイの開発に携わった故横井軍平氏がかかわっているそうな。
 で、本体ですが「ネオジオ・ポケット」にもましてきゃしゃです。はっきり言ってしまうと、ここまで来ると正直安っぽいゞ(^^;。でもソフト的にはこちらの方がそろっているようです。『スパロボ』『チョコボの不思議なダンジョン』『電車でGO!』。もっとも他社からライセンスされたものがほとんどで、開発はバンダイかその関連会社がやるって言うのが、不安大爆発なんですけど。
「ワンダースワン」は解像度が細かく、動画も流せるという事で、映画『ローマの休日』のデータベースも発売を予定しているようですが、あの画面の大きさではあまり意味がないような……。
 ひととおり会場を見てから物販スペースへ。業者日だから物販コーナーは閉まっているかと思いましたが、何故か全開バリバリでした(笑)。もっともさすがに並んでまで買っている所は有りませんでしたが、「ぷよまん本舗」などはかなりの混雑ぶりでした。しかしまぁ、コンパイルは許そう。会社も大変なようだから(笑)。しかし掲示板にも書いたように、コナミが「こなみるく」のブースを出して、その前で「ときめも(多分)」のファンクラブの勧誘というか、呼び込みをやっていたのには驚いたぞ。大体、ファンクラブって、こういうところで勧誘したからってはいるもんなんでしょうか? 入っている人はとうの昔に入っていると思うんですけど(^^;。
 その日はソノラマさんに用が有ったので、ひととおり見たところで退散。後で考えてみればソニー、スクウェア、コナミといったところのブースを見忘れてしまっていた。
 ソノラマさんに寄った後で家に帰ろうとすると、何故か電車が事故(;_;)。駅からはまた歩き(;_;)。きっとソニーの呪いに違いない(^^;。
 最後に一言、言いたいのだが……。
 うるさい。
 会場内がうるさすぎる(`_’)/。
 まがりなりにも僕が行った日は業者日だったはずなのに、会場内で話ができないくらいうるさいというは一体どういう事? 一応、各ブースにはご商談コーナーみたいなものもあるわけだけど、ちょっとした話すべてにそこを使うわけにもいかんでしょう。物販は別の会場にまとめられていたからいいけど、業者日くらいはイベントを自粛して欲しいもんです。
 ……そ〜言えば、今回、角川さん出ていなかったねぇ。メディアワークスさんは出ていたのに。ど〜したんでしょ、一体? 後日譚・・・実は富士見書房の担当編集者のO西君も会場に来ていたそうな。わしを見かけたのだが、ちょっと離れているので、近寄っていくうちに見失ってしまったとか(^^;。



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1998/10/16作成