1997年9月の



1997年9月1日
 ドラゴンマガジン連載のヨーコの資料を探しに秋葉原の書泉ブックタワーに。スポーツコーナーに行き「器械体操の本はないですか?」と尋ねたところ、店員さん曰く「ちょっとしかないんですけどねぇ」。
 結局、有った本をすべて買う。でも二冊。一五〇〇円しない(泣き)。取り合えずこれでなんとかするしかない。
 インターネットのホームページでも、参考になりそうなサイトはなかったみたいだし(外国なら多いらしいんだけど、英語は分からぬ)。
 でも富士見の編集さんは「資料がない」と言うと、どうしていつも「あ〜〜」と言って黙ってしまうのだろうか(^ ^;)。ソノラマさんだと即座に「こっちでも探してみます」と返ってくるのに……?

1997年9月2日
 ドラゴンマガジンの連載原稿完成。そのままS山氏にメールする。
 これで一段落。しかし今回は本当にハードだった。フェア合わせ、上半期末、フェア合わせのトリプルクロスカウンター。しかもその中の一つは、いきなり発売予定が繰り上がったし……。
 まぁ、いいや。終わったし……。
 つ〜〜、わけで寝る。

1997年9月3日
 ふふふ、起きたのは夕方だ。んでもって、御茶ノ水へ本を買いに行くが、帰り掛けに雨に降られる。
 家に戻ってから、調子の悪いパソコン(Aptiva H64)のケースを開けてみる。この前、いきなりCD−ROMドライブを認識してくれなくなってしまったのだ。
 このままではせっかく買った「かえるにょ・ぱにょ〜〜ん」が出来ないではないか。
 開けて見てもこれといった不具合は見つからない。しかし、CD−ROMドライブのケーブルが何かゆるんでいるようなので、ちょっと押し込んでみてから再起動。
 治っているかなぁ……、と思いきや、そのまんま。しかも何故かやたら起動に時間がかかるようになってしまった(泣)。
 どして?

1997年9月22日
 つーわけで、オーストリアグランプリ雑感……。
 なんかジャックはここにきて随分とついてきたね。
ハンガリーで ヒルがファイナルラップでトップから転げ落ちたのもそうだし、この前のハッキネンの失格で順位が繰り上がったのもそうだしね。
今回のシューマッハのイエローフラッグ見落とし、ペナルティもジャックにツキがあったればこそ。
それにここんところ、フェラーリが全体的に調子が悪いのも事実。
明らかにシリーズ中盤より遅いもの。
さてさて、これからどうなることやら……。

1997年9月23日
 富士見書房編集部から小包みが届く。
 中は読者からのお便りと、
 赤井孝美さんの会社、NINELIVESからいただいた
『プリンセスメーカー 夢見る妖精』のポストカードセットであった。\(^o^)/
 NINELIVESの佐藤様、ありがとうございました。<(__)>
 年末発売予定のサターン版も期待しております。
 目指せ! SMの女王様エンディング復活!!(笑)
 &お手紙を下さった、阿部様、佐藤様、ジャスティス様、谷口様。有り難うございました。
 それにしても、うちの近所の郵便小包の扱いにはちょっと困りものである。
 小包はいつも自宅の方へ届けてもらうようにしてあるのだが、
 その自宅が団地の4階にあるためか、なかなか上まで持ってきてくれない。
 その上、階下にあるポストが小さいためか、小包が入らず、今日もポストの上に放り出してあったらしい。
 この前の『天翔る亡霊たち』の見本本もそうだったし、以前にはコミックドラゴンから速達で郵送されてきたネームが行方不明になってしまったこともあった。
 ひどい時は、自宅のドアノブに引っ掛けてあったこともある。
 まぁ、自宅に誰もいないのならいざ知らず、今日も『天翔る……』の時も、ちゃんと家人がいたのだから困ったもんである。
 これでは民営化が叫ばれるのも無理からぬところ……、と言いたいのだが、いつも配達してくるのは外注の民間業者だったりする。

1997年9月25日
 富士見書房編集部で打ち合わせの帰り、『ガンフロンティア』と『ルームメイト 涼子 in Summer Vacation』を買って帰る。『スーパーロボット大戦F』が出るというのに、この組合せが我ながらわしだ。
 さっき涼子ちゃんが夜中に起きだしてきて、麦茶を飲もうとしていたぞ。何でも時差ボケらしい。しかし真夜中にそんな格好で語り合っているとは、お前ら一体、どういう関係だ(笑)。
 ところで『スパロボ』はなんて言うのか、あんだけキャラが出てきても、結局、リアル系では『ガンダム』、スーパー系では『マジンガー』もしくは『ゲッター』中心に進むのがちょっと嫌な感じでずっとプレイしていないのだ。友達からは面白いからやってみろと言われるんだけどね。
 プレステの『第四次……』の時は、富士の樹海にエルガイムが落ちてくるというだけで、思わず引っ繰り返りそうになったぞ(実は結構、『エルガイム』が好きなわしだ)。
『ガンフロンティア』は懐かしいというよりは、実は待っていた移植。広告のアオリにも使われている『僕たちはずっと待っていたんだ』という文句が泣ける。
 いずれゲームのコーナーも作るので、詳しい感想はそちらで。ネタバレにもなるしね。そうそう、『ルームメイト サマバケ』(笑)のカードはNo4、No5、No6だったけど、これってひょっとして全部、共通なの?
 PS.打ち合わせの時、『ドラゴンJr』最新号をもらう。う〜〜ん、ライバルが増えるな。それもまた強力なのが二つも(^^;)。○○先生と○○先生のファンは、今月号の巻末は要チェックだぞ。

1997年9月27日
 ファミ通を買う。鈴木みそ氏のマンガ『大人の仕組み』「飯野賢治の仕組み」後編がようやく掲載される。やはり掲載が延び延びになっていたのは、飯野氏のファミ通レビューコーナーへの意見が原因だったらしい。
 結局、その辺の問題は曖昧にされたものの編集長である浜村氏のコメント「この問題については、いずれきちんとした形でやります」がマンガ中に掲載されたので、今後はそれを信じて待つこととしましょう。
 できることならばその時に、以前ファミコン通信でレビューを担当していた某女性レビューアーについての見解をお願いしたい。
 ちなみに僕個人としては、ゲーム雑誌のレビューコーナーについては反対派、そんなものなくてもいいじゃん派なのである。
 ゲームに点をつけることが悪いんじゃないのよ。
 その点が絶対的なものとして独り歩きしてしまうことが問題だと思うのだ。
 これについては、このホームページにゲームのコーナーをもうけた後、僕もいずれきちんとした形でやりますm(_ _)m。

1997年9月29日
 いやぁ、ヤクルトが優勝してしまいましたな。サッカーは逆転負け食らうし。そんなわけで、ルクセンブルクグランプリ雑感……。
 つ〜か、お前はラッキーマンかっ、ヴィルヌーブ!?
 なんかついてますねぇ、彼は。ちょっとこっちにも、そのツキを分けてほしい。いきなり、シューマッハがリタイアしたかと思うと、トップを快走していたハッキネン、2位のクルサードが立て続けにリタイアだもんな。
 なんか怪しい宗教でもやっていない?
 フェラーリもほんと最近、中盤戦の勢いが全く感じられないね。やっぱおかしくなったのはモンツァ以降かね? 今年はいけると見たスタッフが手を抜き始めたのかしらん?ドイツ人が頑張って、イタリア人が足を引っ張るなんて、アドバンスドワールドウォーのようだ(--;)。
 これでジャックがかなり有利になったのは事実だけど、確率的に言うとそろそろポカをやる頃のはず。土壇場になってそれがでなければいいんだけどね。

1997年9月30日
 テレビのニュースで見たとき、当然のごとくそう来るだろうなと思ったら、やっぱり来ましたね。そう、あの『子供の考える力』云々の問題です。
 いやぁ、案の定、「ゲームによる影響で考える力が落ちている」と来たもんだ。
 新聞では煉瓦の重さを計るとき、置く方向を変えた場合、重量がどう変わるかという設問を例に上げ、正解が5割前後しかなかったと事実を指摘して、これを小中学生の考える力が落ちている根拠としております(ちなみに正解はもちろん、どんな角度に置いても重量は変わりません)。
 しかしこんなテストで本当に考える力が分かるんですかね。いや、それ以上に、この傾向が最近の小中学生に顕著なものであるかどうか、比較対象とするいわゆるブランクデータが存在していない以上、これをして最近の小中学生は考える力が落ちているという根拠にはならんと思うけど。
 それと言うのも、先日、読んだある本に堂々と「物が水に沈むのはそれが水より重いからである」等と書いてあったからです。いやぁ、間違っていないと言えば間違っていないんですけど、一応、その本は科学解説書だったもので……(~_~;)。
 正確には「水より比重が大きいから水に沈む」んですけど……。
 それだけならばいざ知らず……!
「人間は水より重い。だから人間は水に沈む」
 あの、人間て水に浮かぶもんですけど、基本的には(^_^;)。
 前述の煉瓦の重さの問題でも、「日常生活の中で分かるような常識的なこと」と言うコメントがついておりましたが、それをいったら人間が水に浮くことも日常的な常識だと思うんですが……。ちなみに僕があげた本の著者、僕よりも年上で(文中でもご自分で書いていらっしゃいましたが)いわゆるゲーム世代ではありませんな。
 まぁ、僕があげたのはほんの一例に過ぎないわけですが、それが科学解説書として立派に出版されたという事は、一応、編集者や校閲者、そして後書きによると、同僚の専門家にも目を通してもらってそうですから、皆さんお気づきにはなられなかったようで(^_^;)。
 こうなると、あのテストの結果が、本当に世代的な特徴なのかどうか、疑わしくなってきますな。そう、この正解率が低いのか、高いのかもね。確かに僕自身は分かって当然と思うけど、案外、テストに答えた小中学生たちはあまりに簡単過ぎる問題に、なにかの引っかけかと深読みしすぎたのかもしれんぞ。事実、このテストは学力テストと称して行われたそうだしね。
 実際、あの煉瓦の問題を一般の大人、いや教職者にみせた場合、どれくらい解答率が変わってくるのか見ものですな。そういえば僕の高校の日本史の教師は教科書の『水母』という漢字が読めず、ひどい誤植だって怒っていた事があったなぁ(~o~)。
 第一、『考える力』って一体なに(^ ^;)? それってそもそも数値化できたり、あるいはそうして意味があるものなの?





1997/10/5更新