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 ファンタジア文庫を発売している富士見書房の正式名称は「株式会社 角川書店富士見事業部」と言いまして、早い話が角川書店の一部署です。
 つまりファンタジア文庫はスニーカー文庫と同様、角川書店の発行物という事になります。
 もともと富士見書房は角川書店の関連会社だったのですが、後に合併、現在に至っております。
 合併した時点ですでにドラゴンマガジンやファンタジア文庫は刊行されており、これらに関してはそのまま名称が継続されました。
 僕はあくまで一作家にすぎませんので、これ以上の詳しい経緯は分かりませんが、かいつまんで説明すると以上のような事になります。
 まぁ、角川書店を某セガ・エンタープライゼスとしますと、富士見書房はアミューズメント事業部、ドラゴンマガジン編集部やファンタジア文庫編集部はAM2研やソニックチーム(ここはコンシュマーだけど)といったところでしょうか(^_^;)。
『ヨーコ』を初めとした、富士見書房のメディアミックス作品の著作権表示が「角川書店」になっているのは以上のような理由によります。
 なお余談ですが、富士見書房と、成年向けコミック大手の「株式会社 富士美出版」は何の関係もありません。いまだによく勘違いする人がいるんだ、これが(^.^;)。